課題 #12

図書館

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Related to 課題 #13: 交通大戦 新規 01/14/2013

History

#1 Updated by okamino okamino over 12 years ago

政治コーナーから読み進めています

いま、人権を読む 川人博

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オウム事件に関する話しが最後に出てきます。そこで紹介されている本の種村さんという人の引用に興味をもちました。
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「オウム教団は、傷ついた若者の「生の喪失感」を数々の修行がもたらす苦痛と快感によって身体感覚レベルで埋め、孤立・孤独感を小集団社会生活によって共同幻想的に癒した」
一方でコインの裏表のように同時期に阪神大震災や薬害エイズのボランティア活動が広がったという論文を志田さんという人が書いています。コインの裏表のような話しだと思いました。

#2 Updated by okamino okamino over 12 years ago

官僚組織の病理学 (ちくま新書)
草野 厚
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なだしお号衝突、阪神大震災、東海村臨海事故の三つの事件を、時系列、アクター関係図という図で官僚組織の問題点について指摘しています。アクター図というのはUMLにあるので興味をもったのですが、同じものではないようです。

#3 Updated by okamino okamino over 12 years ago

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私たちにとって本当に必要な「小さな政府」とはどんなものか?
跡田 直澄

興味を持ったのは、国家予算が一般会計と特殊会計に分かれていて、特殊会計のほうが高いという話しです。当時の塩谷財務大臣はそれをお茶漬けとすき焼きと表現したとか。

#4 Updated by okamino okamino over 12 years ago

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お役所の精神分析
宮本 政於

いわゆる、日本の「お役所仕事」を批判した本で、まとめではエクイティが日本の官僚機構には無いと言っています。書き方は後期の小島信夫というか、事例のつみかさねで非常に長いです。こういう書き方もあるかと思う反面、もうすこしまとめて欠けないだろうかとも思いました。ここの事例は良いように思いますが、ガスぬきというか「そうだよなー」で終わってしまうように感じました。
管大臣が薬害エイズの調査の際に、組織隠蔽を塞ぐために、個人責任として郡司ファイルを探してもらった、というくだりは対話編になっており面白かったです。
日本人の役人の中にある「日本人は特別だ」というナルシズムについてあげていて、そういうナルシズムが永遠に続くという考えにつながっています。
ディストピアというか、ルポタージュにはなっていますが、そのまとめが、エクイティがない、となると、特別だと思っている人たちのコインの裏側で終わってしまうようにも感じました。
キリスト教の破門について話しがあげられたりします。滅私のマゾヒズムなど、しくみというより、切り口として面白いように思いました。
構成としては、管大臣がやった方法をもっと方法論として後半とりだしてみるとか、それぞれの「病状」に対する処方箋があるべきかと思いましたが、扱いやすい社会悪を自分の体験に基づいて書く、で終わってしまったのが残念です。

#5 Updated by okamino okamino over 12 years ago

ゴネラーへの処方箋―警察官のための実戦的心理学講座 (Valiant value book series (6))
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「貪欲になれ」の教え通り、普段手にとらないような本をとってみました。警察官の業界紙らしいのですが、交通規制の際にごねる人に対してどう対処するべきか、というのを精神分析医者がアドヴァイスするというもので問題意識としてはコンプライアンスとして「お役所の精神分析」と同じですが、構成も中身も段違いに濃いです。いろいろな「ゴネラー」を分類しつつ、ケースバイケースでその対処法を紹介しています。私がこれを読んで感じた事は二つです。一つは、警察官も私たちとおなじ人間で、変な態度をとられれば腹も立つし、嫌な気持ちになる、おそらくこれまで「心に鎧をまとえ」という精神論でやりとりされがちがった部分にちゃんとした分析が入っています。また、実際に医療の現場で使われる容認という技術なども、警察官でなくても参考になるのではないかと思いました。
もう一つ、市民感情として、得たいと考えるのはこういう情報ではなくて、いわゆる「チート集」だと思います、権力がどのように不正なもので、そのうえでどのように法を遵守しなくてすむか、といったような流れですね。「お役所の精神分析」は赤裸々に綴るだけで、こういったチート集の温床になります。いわゆる野放図なスキャンダルというのは、ペンの力でも正義でもないし、それなりの対処方法もあるかと思います。溺レースというか、泥試合ですね。
一方でこちらのほうは、方法論がつどつど明快に示されているので、取り締まる方も、取り締まられる方も、ある種のルールブックになると思います。

#6 Updated by okamino okamino over 12 years ago

消防官だからできること―消防官になりたい人、全国の消防の現場で働く人に贈る
黒岩 祐治
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こちらも業界紙のような感じですが、非常に参考になりました。ものがどうやって燃えて、どのような消化方法があるか、という話しが引用に残りました。プロに向けて書く本ですから、内容もそれなりのものを書かなければ、ついてきてくれません。つまり、消防のリテラシーとして非常に高い人を相手に、消防官の社会的な役割を紹介していきます。
まとめは、サリン事件で、その際に自衛隊との橋渡しをするという消防官の役割について書いていました。

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